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文献詳細

雑誌文献

臨床検査61巻4号

2017年04月発行

文献概要

増刊号 臨床検査スターターズガイド 1章 スターターズ必修! 検査業務の基礎知識

標準物質と単位

著者: 濵田悦子1 前川真人2

所属機関: 1浜松医科大学医学部附属病院検査部 2浜松医科大学医学部臨床検査医学

ページ範囲:P.346 - P.347

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 診療に役立つ臨床検査値とは,いろいろな施設や異なる機器で検査しても,常に同じ結果であることです.同じ結果を出すためには,検査の目的に応じて規格を規定して,広く共有・共用することが有効です.そのために規定を確立し,実践することを“標準化”といいます.標準物質(reference material:RM)は基準測定操作法と並んで,臨床検査における標準化の重要な要素の1つです.RMにはいくつかの種類があり,それらを正しく理解したうえで用いることが肝心です.

 臨床検査で用いる“量”の多くは,それぞれの数値の内容を意味する単位があります.生体の成分や生理的活動を定量的,半定量的,定性的に分析する臨床検査では,測定値の解釈に“単位”は不可欠です.

参考文献

1)日本臨床化学会標準品情報専門委員会:標準に関する用語(Ver.2.4) Stage-3(1996-02-15).臨化 25:126-134,1996

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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