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文献詳細

雑誌文献

臨床検査61巻4号

2017年04月発行

文献概要

増刊号 臨床検査スターターズガイド 2章 検査室Q&A 採血

採血困難な患者さんでは,採血時に駆血時間が長くなることがあります.この場合に影響を受ける検査項目を教えてください.

著者: 荒木秀夫1

所属機関: 1日本大学医学部附属板橋病院臨床検査部

ページ範囲:P.374 - P.375

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Answer

駆血時間が長いと,酵素項目や高分子化合物が高値を示す可能性があります.駆血時間は1分以内とすることが望ましいです.

参考文献

1)濱﨑直孝:採血時の姿勢や駆血帯による測定値の変化.臨床検査の正しい仕方 検体採取から測定まで(濵﨑直孝,高木康編),宇宙同八木書店,pp14-15,2008
2)栁田昂平,福田嘉明,荒木秀夫,他:採血手技(駆血およびクレンチング)が生化学の検査データに与える影響.第11回東京都医学検査学会抄録集,p42,2015
3)日本臨床検査標準協議会:駆血.標準採血法ガイドライン第2版(GP4-A2)(渡辺卓編),学術広告社,p17,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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