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文献詳細

雑誌文献

臨床検査61巻4号

2017年04月発行

文献概要

増刊号 臨床検査スターターズガイド 2章 検査室Q&A 微生物(感染症)

Cryptococcus neoformansの莢膜は,なぜ墨汁法で確認するのでしょうか?

著者: 松村充1

所属機関: 1帝京大学医療技術学部臨床検査学科

ページ範囲:P.480 - P.481

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Answer

莢膜がとても厚く,莢膜成分がグルクロノキシロマンナンであることから墨汁粒子をはじきます.そのため抜けて見え,観察しやすいからです.

参考文献

1)宮治誠:病原性真菌ハンドブック,医薬ジャーナル社,2007
2)阿部美知子,小川善資,久米光:微生物検査 その他 墨汁法.Med Technol別冊 最新染色法のすべて,医歯薬出版,pp359-360,2011
3)板羽秀之:Cryptococcus neoformansによる髄膜炎.Med Technol別冊 カラーアトラス 微生物検査,医歯薬出版,1996

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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