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文献詳細

雑誌文献

臨床検査61巻4号

2017年04月発行

文献概要

増刊号 臨床検査スターターズガイド 3章 組織マネジメントにかかわる臨床検査技師になるために

患者個人情報の保護

著者: 通山薫12

所属機関: 1川崎医科大学検査診断学 2川崎医療福祉大学臨床検査学科

ページ範囲:P.564 - P.565

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 医療機関では,患者やその家族などに関する個人情報を日常的に取り扱います.患者情報は診療側にとって必須の事項なので,医療スタッフ・チーム間では患者に関する重要事項についてお互いに情報共有することがとても大切です.

 しかしながら,これらの情報は,患者やその家族の同意を得ずに,診療とは無関係の目的で取り扱ってはならず,みだりに第三者に伝えると個人情報の漏えい,すなわち法律違反になります.患者情報が絶対漏えいしないように,各人が最大限注意しなければなりません.

 研究などのために患者情報を取り扱うときは,適切な匿名化処理を行い,患者情報の漏えいを防止する必要があります.

参考文献

1)日本病院会個人情報保護に関する委員会:病院における個人情報保護法への対応の手引き(平成17年4月),2005(https://www.hospital.or.jp/pdf/01_20120815_03.pdf)
2)個人情報の保護に関する法律(2003年5月30日;2016年5月27日改正)
3)全日本病院協会:全日本病院協会における個人情報保護指針について(2006年5月),2006(http://www.ajha.or.jp/about_us/nintei/pdf/05.pdf)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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