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文献詳細

雑誌文献

臨床検査61巻4号

2017年04月発行

文献概要

増刊号 臨床検査スターターズガイド 3章 組織マネジメントにかかわる臨床検査技師になるために

病院職員と臨床検査技師の産業保健

著者: 小川真規1

所属機関: 1自治医科大学保健センター

ページ範囲:P.568 - P.569

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 医療職は,患者へのサービス提供を重視する一方で,時として自身の健康や安全が後回しになってしまいがちです.しかし,医療職の健康や安全を確保することは働きやすい職場環境にもつながります.働きやすい環境は効率のよい仕事につながり,医療の質が向上し,患者のメリットにもなります.

 普段からの個々の健康保持・増進が必要なことはいうまでもありませんが,病院には,自身の健康や安全を損ないかねないさまざまなリスクが存在します.代表的なものとして,針刺しや感染症といった生物学的因子,重量物や放射線といった物理的因子,薬品を含む化学物質などの化学的因子,ハラスメントや暴力,ストレスといった心理・社会的因子,交代勤務,パソコン作業といった人間工学的因子などが挙げられます.

 これらに対しては組織での対応を要することも多いですが,個人で対応できるものもあります.個々が意識することで組織としての健康,安全に対する意識も向上します.

参考文献

1)相沢好治,和田耕治:医療機関における産業保健活動ハンドブック,産業医学振興財団,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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