icon fsr

雑誌目次

雑誌文献

臨床検査61巻6号

2017年06月発行

雑誌目次

今月の特集1 新時代の健康課題と検査

フリーアクセス

小谷 和彦

pp.685

 超高齢社会あるいはストレス社会は“新時代”を語るキーワードとなり,これに伴って新たな“健康課題”と,その対策がクローズアップされるようになってきました.臨床検査医学にかかわる者も,こうした世の情勢を知り,さらには行動を起こすことがますます大切になってきています.時代に対応した臨床検査のあり方や中身,さらに将来展望も含めて思いをはせる機会としたいと考えて本特集を企画しました.注目度の高い健康課題,すなわち認知機能障害,フレイル,メンタルヘルス,ケア志向体制を取り上げ,その道のフロントランナーに,臨床検査の視点も包含してメッセージをいただきました.またとない企画です.臨床検査の価値を高めていくためにも,“新時代の健康課題に資する検査”について,ぜひ,周囲の人たちと議論をしていただければ幸いです.

認知機能障害と検査

浅原 哲子 , 小谷 和彦 , 中村 道三

pp.686-690

Point

●認知症対策は昨今の社会の課題となっている.生活習慣病と認知症の関連性も知られるようになった.

●認知症の診断は問診から始まり,認知機能検査,検体検査,生理機能検査,画像検査を組み合わせてなされる.

●治療では,薬物療法とともに生活支援や介護を含めた非薬物療法が適用される.

●認知症の予測や診断,治療モニターに貢献する臨床検査の役割は少なくない.検査法の開発が依然として求められている.

フレイルの診断

石井 好二郎

pp.692-697

Point

●超高齢社会のわが国では後期高齢者の激増を控え,フレイル対策が重要となっている.

●現時点では,フレイルの定義や診断基準のコンセンサスが得られていない.

●わが国では,フレイル・インデックス,J-CHS基準,基本チェックリストといったフレイル診断法を用いた研究が多い.

●簡易フレイルスコアを用いた研究では臓器障害との関連が認められている.臨床検査項目にフレイル評価を取り入れることは重要であろう.

メンタルヘルス不調と検査

堤 明純

pp.698-703

Point

●メンタルヘルス不調に対して適切に対処することは,現代社会の重要な要請となっている.

●生体の恒常性の維持に寄与している自律神経系,内分泌系,免疫系の制御不全によって発現するストレス関連物質は,メンタルヘルス不調の有力なバイオマーカーである.

●遺伝子多型やエピジェネティクス,脳-腸相関,脳画像検査を含む中枢神経系の機能検査など,新しい指標や検査技術の研究が進んでいる.

ケア志向と検査

畑中 徳子 , 松尾 収二

pp.704-709

Point

●超高齢社会に対応した医療改革のなかで,地域包括ケアシステムの構築と,医療から介護への移行が進められている.

●在宅医療の実際を知ると,point of care testing(POCT)の活用をはじめとする臨床検査の重要性がみえてくる.

●在宅医療はチーム医療である.これまでの経験を生かし,臨床検査技師もその一員として一翼を担う必要がある.

今月の特集2 膵臓の病気を見逃さない

フリーアクセス

山田 俊幸

pp.711

 タイトルの“見逃さない”には2つの意味が込められています.急性の膵臓疾患はしばしば重篤になります.急性腹症を診た場合,急性膵炎を鑑別に挙げない臨床医はいないでしょう.迅速で適切な対応には,症状,診察所見,検体検査データ,画像所見のサインを“見逃さない”ことが大変重要です.特に,検体検査データは重症度を反映して明確に変動するので,その正しい理解が必要です.

 一方,慢性の疾患である慢性膵炎や腫瘍は,メタボなどの生活習慣や高齢化を受けて,今後,さらに問題になってくるでしょう.膵臓はその存在位置から,異常を“見逃さずに”発見することがしばしば困難です.これらの疾患の診断には画像検査がより期待されています.本特集を読んでいただき,まず,腹部エコーを中心とした最近の状況を理解してください.理解が広まりつつあるIgG4関連疾患と,膵臓の古典的検査ながら解決すべきことが残されているアミラーゼ,リパーゼも取り上げました.

急性膵炎の診断と臨床検査

和田 慶太 , 佐野 圭二 , 三浦 文彦

pp.712-716

Point

●急性膵炎の大部分は軽症であるが,重症例は死亡率が約10%と予後不良である.診断とともに重症度判定を行い,軽症と重症を判別することが臨床上,重要である.

●診断の感度,特異度はリパーゼが最も優れているが,わが国ではリパーゼの緊急検査体制が整備されているとはいえない.多くの医療機関ではアミラーゼが測定されている.

●重症度判定には重症度判定基準の予後因子スコアに含まれる項目〔臓器不全指標およびC反応性蛋白質(CRP)〕が重要である.

●プロカルシトニン(PCT)は重症急性膵炎と感染性膵壊死の予測に有用であると報告されているが,保険診療上は,敗血症(細菌性)が疑われた場合に算定が可能である.

慢性膵炎の診断と臨床検査

佐藤 亘

pp.718-721

Point

●慢性膵炎は,腹痛を主訴とする代償期と,膵外・内分泌機能不全を主訴とする非代償期に分類される.

●代償期は膵酵素上昇を伴う腹痛発作が主症状である.

●非代償期の診断には,膵外・内分泌機能を評価する試験が有用である.

膵腫瘍の診断と臨床検査

宮川 宏之

pp.722-726

Point

●膵腫瘍の診断では膵癌を念頭に置いて診断をする必要がある.

●膵腫瘍では膵酵素の異常がみられる場合がある.腫瘍マーカーとして糖鎖抗原19-9(CA19-9),癌胎児性抗原(CEA),SPan-1,DUPAN-2が用いられる.

●膵腫瘍の画像検査は腹部超音波検査(US),CT,MRI,超音波内視鏡検査(EUS),内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP),陽電子放射断層撮影(PET)が有用である.

●EUSガイド下穿刺吸引細胞診・組織診(EUS-FNA)による病理診断は膵癌だけでなく,他の膵腫瘍の鑑別にも有用である.

自己免疫性膵炎の診断と臨床検査

川 茂幸

pp.728-732

Point

●自己免疫性膵炎は血中免疫グロブリンG4(IgG4)の上昇と,病変組織へのIgG4陽性形質細胞浸潤が特徴的であり,診断に有用である.

●自己免疫性膵炎は膵腫大と閉塞性黄疸で初発することが多く,膵癌との鑑別が重要である.

●自己免疫性膵炎はIgG4関連疾患の膵病変と捉えられ,膵病変のみならず全身諸臓器の病変の検査所見のチェックが必要である.

超音波による膵の描出のポイントと典型像

紺野 啓

pp.734-741

Point

●膵臓は,周囲の血管を指標にして基本に忠実に描出すれば確実に描出ができる.

●膵臓は上腹部横走査を中心にし,縦走査も加えて観察する.

●炎症性疾患は周囲に随伴病変を伴いやすいため,それらも含めて評価する.

●腫瘍性疾患は多種多様であるので,それぞれの所見の特徴を理解する必要がある.

アミラーゼとリパーゼを読む

三宅 一徳

pp.742-749

Point

●アミラーゼには唾液腺型が存在し,膵特異的でないのに対し,リパーゼは膵特異性が高い.

●アミラーゼとリパーゼの測定にはさまざまな測定系が用いられている.アミラーゼは酵素標準物質を介した標準化により測定値の施設間差が縮小しているが,リパーゼの標準化は今後の課題である.

●血清アミラーゼ高値例の病態解析では唾液腺型アミラーゼの影響とマクロアミラーゼの存在を常に考慮する必要がある.

●膵型アミラーゼとリパーゼの膵疾患診断能はほぼ同等とされる.

●「急性膵炎診療ガイドライン2015」では急性膵炎に対する診断的検査としてリパーゼが推奨検査とされた.

Salon deやなさん。・2

近くに感じて。

柳田 絵美衣

pp.684

 われら北海道大学病院がん遺伝子診断部は,クラーク検査“網羅的がん遺伝子検査”を行っています.全ての標準治療を終え,他の治療薬に望みを掛けるがん患者の病理組織と血液をもとに,がんの原因と考えられている“ドライバー遺伝子”を発見するために,160種類の遺伝子について検査を行います.患者のもつドライバー遺伝子が見つかると,その遺伝子に対する治療薬を導き出します.

 病理技師である私は,患者の病理組織,血液からDNAを抽出し,特定の遺伝子を増幅させ,次世代シーケンサーで遺伝子の配列を1つ1つ読み取っていく工程での技術を担当しています.読み取られた塩基配列は,バイオインフォマティシャンと呼ばれる専門家たちが解析し,その塩基配列からドライバー遺伝子を見つけ出します.

検査説明Q&A・28

平均赤血球容積(MCV)は基準範囲内ですが,平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC)の低下がみられました.どのようなことが考えられますか?

出居 真由美 , 田部 陽子

pp.750-753

■赤血球系血算値

 赤血球系血算値には,赤血球数(red blood cell:RBC),ヘモグロビン濃度(hemoglobin:Hb),ヘマトクリット値(hematocrit:Ht),赤血球指数である平均赤血球容積(mean corpuscular volume:MCV),平均赤血球ヘモグロビン量(mean corpuscular hemoglobin:MCH),平均赤血球ヘモグロビン濃度(mean corpuscular hemoglobin concentration:MCHC)の基本項目に加え,赤血球粒度分布幅(red cell distribution width:RDW),網赤血球数(reticulocyte:Ret)がある.現在では,ほぼ全ての検査機関において自動血球分析装置によって測定されている.

 基本的な測定原理は,電気抵抗法,光学的測定法,またはそれらを複合させた測定系であり,Hbについては比色分析を利用している.赤血球指数は計測されるRBC,Hb,MCV(またはHt)から算出される.Htは,血液中に占める赤血球の容積比率であり,用手法の時代には遠心法によって測定されていたが,自動血球分析装置では,MCVとRBCから算出する方法〔Ht(%)=MCV(fL)×RBC(106/μL)/10〕か,定量吸引された血液量に対する赤血球パルス波高から累積算出する方法(赤血球パルス波高値検出法)で算出されるため,Htは直接測定されていないことに留意する必要がある1,2)

検査レポート作成指南・20

血液像編

山口 孝一 , 大畑 雅彦

pp.754-764

 静岡赤十字病院(以下,当院)では従来は紙ベースによるコメント報告を用いていたが,2005年5月にPDFでのWeb報告を採用した.それ以来,臨床医に伝えるべきコメントを常に“記録”に残す重要性を意識してきた.Webによるコメント報告は検査と臨床医双方向に情報の共有化を図るものである.また,コメント報告は臨床支援の一端でもあり,エンドユーザーである医師への利便性を意識した報告が求められる.

 例えば,血液疾患の存在の有無や緊急性の有無などによって,また,報告までのスピードや受け取り手の専門性によってもレポートの内容は異なる.血液検査室からのコメント報告は,検査値(数値データ)に形態所見を併せた内容を記載するなど,総合的知見に立ったものであることが重要である.コメントの記載にあたっては,多忙な医師に対するものであることを考慮に入れて,簡潔であることや,報告内容を一画面に記載することなどの工夫が必要である.

 検査室が病院の情報発信基地であるという意識をもち,また,一方通行にならないコメント報告を作成することが,医師や患者に向けての支援として重要である.

心臓物語・14

心臓支配神経—ドキドキする

島田 達生

pp.765

 実験動物において,心臓を支配する神経を切断しても心臓は動き続けている.不思議だ! 心臓は自動能をもっているので,自発的に拍動することができる.その拍動は自律神経によって調節されている.交感神経活動の亢進は,心拍数増加,刺激伝導系の伝導速度の促進,心筋収縮力増強をもたらし,副交感神経の亢進は,心拍数減少,刺激伝導系の伝導速度の遅延,心筋収縮力低下をもたらす.

 [1]は,微小解剖所見に基づいて,ヒトの脊柱の両側を走る交感神経幹とその外側にある迷走神経の走行を示した模式図である.交感神経幹の上頸,中頸,下頸(星状)神経節と胸神経節から上・中・下心臓神経が心臓に向かっている.一方,副交感性の迷走神経の上・下心臓枝と心臓肺神経も心臓に行っている.これらの神経は大動脈弓と肺動脈の間,心房周囲,冠状動脈の周りで神経叢を作っている.複雑に絡み合った心臓神経叢から派生した心臓神経は,混合性(交感性と副交感性)であり,主に刺激伝導系の洞房結節や房室結節(田原結節)に行っている.

短報

M蛋白によるEDTA依存性偽性血小板減少症の1例

金田 直輝 , 細川 一磨 , 川渕 久美子 , 満谷 進

pp.767-769

 多発性骨髄腫の1症例において,単クローン性免疫グロブリン(Ig)がエチレンジアミン四酢酸(EDTA)依存性偽性血小板減少症を惹起させることを報告した.この現象を回避するために用いられるカナマイシンを添加すると,機器がリンパ球と誤認する程度に血小板が凝集し,偽性白血球増多となる成績が示された.治療によってM蛋白が著減した際に,上記のEDTA依存性の偽性血小板減少と偽性白血球増多の両現象が解消された.

寄生虫屋が語るよもやま話・17

よい金持ちと寄生虫学者—山口玄洞と山口左仲

太田 伸生

pp.770-771

 世に金満家の話は珍しくないが,よい金持ちとイヤな金持ちがあるものだとは,私たち貧乏人のひがみも混じった感想である.ディケンズの『クリスマス・キャロル』に出てくるケチンボ経営者Scrooge氏がクリスマスの夜に幽霊に諭されてよい金持ちに変わる話には子ども心にも残った教訓である.よい金持ちというのはどんな人たちかと考えてみると,私財に固執せず,必要な場面で金離れよく寄付を惜しまないで,余計な口は挟まないのが理想の1つであろう.今回は,よい金持ちが1人の大寄生虫学者を育てた逸話を紹介したい.

 私は母校の同窓会誌に時々,駄文を寄稿しているが,あるとき,山口左仲という寄生虫学者を紹介してみようと思った.基礎医学の人間は暇があることに加えて偏執狂の傾向があり,私も彼について資料を集め,また長野県の生家を訪ねて取材のまねごとまでやって山口左仲についての拙文を書き上げたのである.左仲という人は昭和20〜30年代にかけて活躍した寄生虫学者であり,地球上の動物の寄生虫をともかく調べまくって,詳細な図譜とともに寄生虫の大カタログを書き上げたすごい人である.たいがいの寄生虫は左仲の本に載っている.左仲は医者でありながら京都帝大の理学部で学位を取得した本格的な寄生虫学者であり,その記述はあくまでも科学的に精緻である.

書評 乳がん超音波検診—精査の要・不要,コツを伝授します フリーアクセス

森本 忠興

pp.766

所見を拾い上げる「眼」を養う書

 このたび,角田博子先生・尾羽根範員先生の著書『乳がん超音波検診—精査の要・不要,コツを伝授します』が医学書院より刊行された.マンモグラフィ検診の精度管理にかかわってきた者として,本書は超音波検診の精度管理の著書として大変に期待するものである.本書に対する推薦文を述べる.

 マンモグラフィ検診精度管理中央委員会(精中委)は,1997年の設立以来,マンモグラフィ精度管理について長年にわたり携わってきた.2013年3月より,超音波関連3学会からの要請により,将来を見越して超音波検査の検診・精密検査に関する精度管理システムづくりも精中委管轄で行うこととなり,名称も日本乳がん検診精度管理中央機構(精中機構)と変更した.超音波検査の精度管理については,2004年に日本乳腺甲状腺超音波医学会(JABTS)が『乳房超音波診断ガイドライン』(南江堂,2004年)を出版し,改訂が重ねられ普及に努められてきた.このガイドラインの中に超音波検診の項目があり,角田博子先生・尾羽根範員先生がその責任者を務められ,超音波検診の要精基準の作成に携わってきている.

書評 感染対策40の鉄則 フリーアクセス

吉田 眞紀子

pp.772

「鉄則」が自分のものになるまで何度も読み返したい

 文字通り,一字一句見逃せず無駄な言葉が一つもない,真剣勝負の感染対策の本が発刊された.「感染対策の本」は,既に多数出版されており,その中には良書も少なくない.しかし,本書は,これまでのいかなる書籍とも立ち位置がまったく異なる,まさに“Only One”の書である.

 筆者は,聖路加国際病院QIセンター感染管理室に所属し,日々現場で感染対策を実践しておられる坂本史衣さん.公衆衛生学修士(MPH),感染制御・疫学認定機構による認定(CIC)に裏打ちされる疫学と感染対策の実践者である.

あとがき フリーアクセス

河合 昭人

pp.776

 今年のゴールデンウイークにみなさんはどこかに出掛けられたでしょうか? 気心の知れた仲間や友人との旅行でリフレッシュされた方や,家族でおじいちゃん・おばあちゃんの家へ遊びに行かれた方もおられると思います.最近の旅行の傾向は分散型が多いそうです.渋滞も分散したからといって,車で行かれた方は,蛇のような長い渋滞にも負けずにみんなの笑顔のために頑張ったことでしょう.

 私の世代の方々の親となると,80歳を超えている方も多いでしょう.遠方に住んでいる両親であった場合,お体のことも気になるところです.昨今の高齢者は,元気いっぱいな方が多いと感じています.早朝の公園で体操している方,足どり軽やかに散歩している方など,体を動かして体調管理をしている方をよくお見受けします.しかし,こういった方は外出できる方であって,外出もままならない方々は,私が知ることはできません.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

雑誌購入ページに移動

バックナンバー

64巻12号(2020年12月発行)

今月の特集1 血栓止血学のトピックス—求められる検査の原点と進化
今月の特集2 臨床検査とIoT

64巻11号(2020年11月発行)

今月の特集1 基準範囲と臨床判断値を考える
今月の特集2 パニック値報告 私はこう考える

64巻10号(2020年10月発行)

増刊号 がんゲノム医療用語事典

64巻9号(2020年9月発行)

今月の特集1 やっぱり大事なCRP
今月の特集2 どうする?精度管理

64巻8号(2020年8月発行)

今月の特集1 AI医療の現状と課題
今月の特集2 IgG4関連疾患の理解と検査からのアプローチ

64巻7号(2020年7月発行)

今月の特集1 骨髄不全症の病態と検査
今月の特集2 薬剤耐性カンジダを考える

64巻6号(2020年6月発行)

今月の特集 超音波検査報告書の書き方—良い例,悪い例

64巻5号(2020年5月発行)

今月の特集1 中性脂肪の何が問題なのか
今月の特集2 EBLM(evidence based laboratory medicine)の新展開

64巻4号(2020年4月発行)

増刊号 これで万全!緊急を要するエコー所見

64巻3号(2020年3月発行)

今月の特集1 Clostridioides difficile感染症—近年の話題
今月の特集2 質量分析を利用した臨床検査

64巻2号(2020年2月発行)

今月の特集1 検査でわかる二次性高血圧
今月の特集2 標準採血法アップデート

64巻1号(2020年1月発行)

今月の特集1 免疫チェックポイント阻害薬—押さえるべき特徴と注意点
今月の特集2 生理検査—この所見を見逃すな!

63巻12号(2019年12月発行)

今月の特集1 糖尿病関連検査の動向
今月の特集2 高血圧の臨床—生理検査を中心に

63巻11号(2019年11月発行)

今月の特集1 腎臓を測る
今月の特集2 大規模自然災害後の感染症対策

63巻10号(2019年10月発行)

増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック

63巻9号(2019年9月発行)

今月の特集1 健診・人間ドックで指摘される悩ましい検査異常
今月の特集2 現代の非結核性抗酸菌症

63巻8号(2019年8月発行)

今月の特集 知っておきたい がんゲノム医療用語集

63巻7号(2019年7月発行)

今月の特集1 造血器腫瘍の遺伝子異常
今月の特集2 COPDを知る

63巻6号(2019年6月発行)

今月の特集1 生理検査における医療安全
今月の特集2 薬剤耐性菌のアウトブレイク対応—アナタが変える危機管理

63巻5号(2019年5月発行)

今月の特集1 現在のHIV感染症と臨床検査
今月の特集2 症例から学ぶフローサイトメトリー検査の読み方

63巻4号(2019年4月発行)

増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ

63巻3号(2019年3月発行)

今月の特集 血管エコー検査 まれな症例は一度みると忘れない

63巻2号(2019年2月発行)

今月の特集1 てんかんup to date
今月の特集2 災害現場で活かす臨床検査—大規模災害時の経験から

63巻1号(2019年1月発行)

今月の特集1 発症を予測する臨床検査—先制医療で5疾病に立ち向かう!
今月の特集2 薬の効果・副作用と検査値

62巻12号(2018年12月発行)

今月の特集1 海外帰りでも慌てない旅行者感染症
今月の特集2 最近の輸血・細胞移植をめぐって

62巻11号(2018年11月発行)

今月の特集1 循環癌細胞(CTC)とリキッドバイオプシー
今月の特集2 ACSを見逃さない!

62巻10号(2018年10月発行)

増刊号 感染症関連国際ガイドライン—近年のまとめ

62巻9号(2018年9月発行)

今月の特集1 DIC診断基準
今月の特集2 知っておきたい遺伝性不整脈

62巻8号(2018年8月発行)

今月の特集 女性のライフステージと臨床検査

62巻7号(2018年7月発行)

今月の特集1 尿検査の新たな潮流
今月の特集2 現場を変える!効果的な感染症検査報告

62巻6号(2018年6月発行)

今月の特集1 The Bone—骨疾患の病態と臨床検査
今月の特集2 筋疾患に迫る

62巻5号(2018年5月発行)

今月の特集1 肝線維化をcatch
今月の特集2 不妊・不育症医療の最前線

62巻4号(2018年4月発行)

増刊号 疾患・病態を理解する—尿沈渣レファレンスブック

62巻3号(2018年3月発行)

今月の特集1 症例から学ぶ血友病とvon Willebrand病
今月の特集2 成人先天性心疾患

62巻2号(2018年2月発行)

今月の特集1 Stroke—脳卒中を診る
今月の特集2 実は増えている“梅毒”

62巻1号(2018年1月発行)

今月の特集1 知っておきたい感染症関連診療ガイドラインのエッセンス
今月の特集2 心腎連関を理解する

60巻13号(2016年12月発行)

今月の特集1 認知症待ったなし!
今月の特集2 がん分子標的治療にかかわる臨床検査・遺伝子検査

60巻12号(2016年11月発行)

今月の特集1 血液学検査を支える標準化
今月の特集2 脂質検査の盲点

60巻11号(2016年10月発行)

増刊号 心電図が臨床につながる本。

60巻10号(2016年10月発行)

今月の特集1 血球貪食症候群を知る
今月の特集2 感染症の迅速診断—POCTの可能性を探る

60巻9号(2016年9月発行)

今月の特集1 睡眠障害と臨床検査
今月の特集2 臨床検査領域における次世代データ解析—ビッグデータ解析を視野に入れて

60巻8号(2016年8月発行)

今月の特集1 好塩基球の謎に迫る
今月の特集2 キャリアデザイン

60巻7号(2016年7月発行)

今月の特集1 The SLE
今月の特集2 百日咳,いま知っておきたいこと

60巻6号(2016年6月発行)

今月の特集1 もっと知りたい! 川崎病
今月の特集2 CKDの臨床検査と腎病理診断

60巻5号(2016年5月発行)

今月の特集1 体腔液の臨床検査
今月の特集2 感度を磨く—検査性能の追求

60巻4号(2016年4月発行)

今月の特集1 血漿蛋白—その病態と検査
今月の特集2 感染症診断に使われるバイオマーカー—その臨床的意義とは?

60巻3号(2016年3月発行)

今月の特集1 日常検査からみえる病態—心電図検査編
今月の特集2 smartに実践する検体採取

60巻2号(2016年2月発行)

今月の特集1 深く知ろう! 血栓止血検査
今月の特集2 実践に役立つ呼吸機能検査の測定手技

60巻1号(2016年1月発行)

今月の特集1 社会に貢献する臨床検査
今月の特集2 グローバル化時代の耐性菌感染症

59巻13号(2015年12月発行)

今月の特集1 移植医療を支える臨床検査
今月の特集2 検査室が育てる研修医

59巻12号(2015年11月発行)

今月の特集1 ウイルス性肝炎をまとめて学ぶ
今月の特集2 腹部超音波を極める

59巻11号(2015年10月発行)

増刊号 ひとりでも困らない! 検査当直イエローページ

59巻10号(2015年10月発行)

今月の特集1 見逃してはならない寄生虫疾患
今月の特集2 MDS/MPNを知ろう

59巻9号(2015年9月発行)

今月の特集1 乳腺の臨床を支える超音波検査
今月の特集2 臨地実習で学生に何を与えることができるか

59巻8号(2015年8月発行)

今月の特集1 臨床検査の視点から科学する老化
今月の特集2 感染症サーベイランスの実際

59巻7号(2015年7月発行)

今月の特集1 検査と臨床のコラボで理解する腫瘍マーカー
今月の特集2 血液細胞形態判読の極意

59巻6号(2015年6月発行)

今月の特集1 日常検査としての心エコー
今月の特集2 健診・人間ドックと臨床検査

59巻5号(2015年5月発行)

今月の特集1 1滴で捉える病態
今月の特集2 乳癌病理診断の進歩

59巻4号(2015年4月発行)

今月の特集1 奥の深い高尿酸血症
今月の特集2 感染制御と連携—検査部門はどのようにかかわっていくべきか

59巻3号(2015年3月発行)

今月の特集1 検査システムの更新に備える
今月の特集2 夜勤で必要な輸血の知識

59巻2号(2015年2月発行)

今月の特集1 動脈硬化症の最先端
今月の特集2 血算値判読の極意

59巻1号(2015年1月発行)

今月の特集1 採血から分析前までのエッセンス
今月の特集2 新型インフルエンザへの対応—医療機関の新たな備え

58巻13号(2014年12月発行)

今月の特集1 検査でわかる!M蛋白血症と多発性骨髄腫
今月の特集2 とても怖い心臓病ACSの診断と治療

58巻12号(2014年11月発行)

今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW
今月の特集2 ブラックボックス化からの脱却—臨床検査の可視化

58巻11号(2014年10月発行)

増刊号 微生物検査 イエローページ

58巻10号(2014年10月発行)

今月の特集1 血液培養検査を感染症診療に役立てる
今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値

58巻9号(2014年9月発行)

今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり

58巻8号(2014年8月発行)

今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
今月の特集2 血栓症時代の検査

58巻7号(2014年7月発行)

今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
今月の特集2 夏に知っておきたい細菌性胃腸炎

58巻6号(2014年6月発行)

今月の特集1 液状化検体細胞診(LBC)にはどんなメリットがあるか
今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症

58巻5号(2014年5月発行)

今月の特集1 最新の輸血検査
今月の特集2 改めて,精度管理を考える

58巻4号(2014年4月発行)

今月の特集1 検査室間連携が高める臨床検査の付加価値
今月の特集2 話題の感染症2014

58巻3号(2014年3月発行)

今月の特集1 検査で切り込む溶血性貧血
今月の特集2 知っておくべき睡眠呼吸障害のあれこれ

58巻2号(2014年2月発行)

今月の特集1 JSCC勧告法は磐石か?―課題と展望
今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める

58巻1号(2014年1月発行)

今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ

57巻13号(2013年12月発行)

今月の特集1 病理組織・細胞診検査の精度管理
今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変

57巻12号(2013年11月発行)

今月の特集1 前立腺癌マーカー
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②

57巻11号(2013年10月発行)

特集 はじめよう,検査説明

57巻10号(2013年10月発行)

今月の特集1 神経領域の生理機能検査の現状と新たな展開
今月の特集2 Clostridium difficile感染症

57巻9号(2013年9月発行)

今月の特集1 肺癌診断update
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

57巻8号(2013年8月発行)

今月の特集1 特定健診項目の標準化と今後の展開
今月の特集2 輸血関連副作用

57巻7号(2013年7月発行)

今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
今月の特集2 感染症と発癌

57巻6号(2013年6月発行)

今月の特集1 尿バイオマーカー
今月の特集2 連続モニタリング検査

57巻5号(2013年5月発行)

今月の特集1 実践EBLM―検査値を活かす
今月の特集2 ADAMTS13と臨床検査

57巻4号(2013年4月発行)

今月の特集1 次世代の微生物検査
今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患

57巻3号(2013年3月発行)

今月の特集1 分子病理診断の進歩
今月の特集2 血管炎症候群

57巻2号(2013年2月発行)

今月の主題1 血管超音波検査
今月の主題2 血液形態検査の標準化

57巻1号(2013年1月発行)

今月の主題1 臨床検査の展望
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎

icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら