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今月の特集 造血器・リンパ系腫瘍のWHO分類 2016 version 骨髄系腫瘍と急性白血病
急性リンパ芽球性白血病/リンパ腫,系統不明な急性白血病
著者: 稲葉亨123
所属機関: 1京都府立医科大学感染制御・検査医学 2京都府立医科大学附属病院臨床検査部 3京都府立医科大学附属病院輸血・細胞医療部
ページ範囲:P.822 - P.828
文献購入ページに移動●WHO分類2016年改訂版では,Bリンパ芽球性白血病/リンパ腫(B-ALL)に含まれる病型は基本的にWHO分類第4版と変わらないが,一部で染色体切断点や遺伝子の表記が変更された.
●反復性遺伝子異常を伴うB-ALLに,2つの暫定疾患単位(BCR-ABL1類似B-ALL,iAMP21を伴うB-ALL)が追加された.
●Tリンパ芽球性白血病/リンパ腫(T-ALL)に2つの暫定疾患単位〔早期T前駆細胞性リンパ芽球性白血病(ETP-ALL),NK細胞リンパ芽球性白血病/リンパ腫(NK-ALL)〕が定められた.
●系統不明な急性白血病は5病型となり,混合形質性急性白血病(MPAL)の一部で染色体切断点や遺伝子の表記が変更された.
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