icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査61巻7号

2017年07月発行

文献概要

今月の特集 造血器・リンパ系腫瘍のWHO分類 2016 version リンパ系腫瘍

リンパ系腫瘍の分類(概論)

著者: 伊豆津宏二1

所属機関: 1国立がん研究センター中央病院血液腫瘍科

ページ範囲:P.830 - P.834

文献購入ページに移動
Point

●びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)では細胞起源(COO)に基づく分子学的亜分類を行うことが推奨された.

●いわゆるdouble hit lymphomaに相当するMYC転座とBCL2またはBCL6転座を伴う高悪性度B細胞リンパ腫が疾患単位として定義された.

●一部のリンパ系腫瘍では疾患を特徴付ける遺伝子変異が記載された.他の疾患でも予後や治療効果予測に有用な遺伝子変異のリストが加わった.

参考文献

1)Swerdlow SH, Campo E, Pileri SA, et al:The 2016 revision of the World Health Organization classification of lymphoid neoplasms. Blood 127:2375-2390,2016
2)伊豆津宏二:Monoclonal B-cell lymphocytosisの臨床病態.血液内科 62:262-266,2011
3)伊豆津宏二:インドレントB細胞リンパ腫.血液フロンティア 27:393-400,2017
4)大間知謙:アグレッシブB細胞リンパ腫.血液フロンティア 27:401-407,2017
5)山口素子:T/NK細胞リンパ腫.血液フロンティア 27:409-415,2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?