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今月の特集 造血器・リンパ系腫瘍のWHO分類 2016 version リンパ系腫瘍
リンパ系腫瘍の分類(概論)
著者: 伊豆津宏二1
所属機関: 1国立がん研究センター中央病院血液腫瘍科
ページ範囲:P.830 - P.834
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●びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)では細胞起源(COO)に基づく分子学的亜分類を行うことが推奨された.
●いわゆるdouble hit lymphomaに相当するMYC転座とBCL2またはBCL6転座を伴う高悪性度B細胞リンパ腫が疾患単位として定義された.
●一部のリンパ系腫瘍では疾患を特徴付ける遺伝子変異が記載された.他の疾患でも予後や治療効果予測に有用な遺伝子変異のリストが加わった.
●びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)では細胞起源(COO)に基づく分子学的亜分類を行うことが推奨された.
●いわゆるdouble hit lymphomaに相当するMYC転座とBCL2またはBCL6転座を伴う高悪性度B細胞リンパ腫が疾患単位として定義された.
●一部のリンパ系腫瘍では疾患を特徴付ける遺伝子変異が記載された.他の疾患でも予後や治療効果予測に有用な遺伝子変異のリストが加わった.
参考文献
1)Swerdlow SH, Campo E, Pileri SA, et al:The 2016 revision of the World Health Organization classification of lymphoid neoplasms. Blood 127:2375-2390,2016
2)伊豆津宏二:Monoclonal B-cell lymphocytosisの臨床病態.血液内科 62:262-266,2011
3)伊豆津宏二:インドレントB細胞リンパ腫.血液フロンティア 27:393-400,2017
4)大間知謙:アグレッシブB細胞リンパ腫.血液フロンティア 27:401-407,2017
5)山口素子:T/NK細胞リンパ腫.血液フロンティア 27:409-415,2017
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