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検査説明Q&A・29
結核菌の塗抹検査およびPCR検査は陰性でしたが,培養検査は陽性でした.感染対策上,どのような対処をすればよいですか?
著者: 永井英明1
所属機関: 1独立行政法人国立病院機構東京病院呼吸器センター
ページ範囲:P.870 - P.875
文献購入ページに移動肺結核の診断には基本的に連続3回の喀痰検査が必要です.その3回の検査結果のうち,最も重い結果に基づいて診断や接触者健診などを行うことになっています.したがって,この質問も3回の喀痰検査を行った結果,“喀痰塗抹検査陰性およびPCR検査は陰性,培養検査陽性であった”とします.喀痰は菌検査に適した良好な喀痰が3回採取できたという条件が付くのは言うまでもありません.
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