icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査61巻8号

2017年08月発行

文献概要

今月の特集1 病態から学ぶ生化学

病態から学ぶ糖代謝・動態

著者: 五十嵐雅彦123

所属機関: 1山形市立病院済生館糖尿病内分泌内科 2山形市立病院済生館地域糖尿病センター 3山形市立病院済生館中央診療部臨床検査室

ページ範囲:P.910 - P.918

文献購入ページに移動
Point

●血糖は,健常人では食前と食後を含めほぼ70〜160mg/dLという狭い範囲で維持されており,この調節が破綻した場合には高血糖や低血糖などの病態をきたす.

●血糖コントールの指標であるヘモグロビンA1c(HbA1c)とグリコアルブミン(GA)に関して,病態によって正しく評価できない場合がある.

●高齢者の低血糖では,脳卒中様の症状を呈する場合がある.

参考文献

1)糖尿病診断基準に関する調査検討委員会:糖尿病の分類と診断基準に関する委員会報告(国際標準化対応版).糖尿病 55:494,2012
2)日本糖尿病学会(編):糖尿病治療ガイド2016-2017,文光堂,2016
3)日本透析医学会(編):血液透析患者の糖尿病治療ガイド2012.日透析医学会誌 46:311-357,2013
4)Izumi K, Nishie W, Mai Y, et al:Autoantibody Profile Differentiates between Inflammatory and Noninflammatory Bullous Pemphigoid. J Invest Dermatol 136:2201-2210,2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?