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今月の特集2 リンパ球の増減を正しく評価するために
リンパ球数の増減をきたす疾患・病態
著者: 樋口敬和1 岡田定23
所属機関: 1獨協医科大学越谷病院輸血部/糖尿病内分泌・血液内科 2聖路加国際病院血液内科 3聖路加国際病院人間ドック科
ページ範囲:P.946 - P.950
文献購入ページに移動●成人では,リンパ球絶対数>4,000/μLをリンパ球増多,<1,000/μLをリンパ球減少とする.
●リンパ球増多症は一次性(クローン性)と二次性(反応性)に分類されるが,その鑑別は極めて重要である.細胞形態の観察が重要であるが,他の所見も含めて総合的に診断する.
●二次性リンパ球増多症が圧倒的に多く,そのなかでもウイルス感染症によるものが多い.
●リンパ球減少は比較的多くみられる検査異常であり,その原因となる疾患・病態は多い.しかし,日常臨床においては,軽度のリンパ球減少は特に精査されないことも多い.
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