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文献詳細

雑誌文献

臨床検査61巻9号

2017年09月発行

文献概要

今月の特集1 知っておこう!周術期管理

周術期管理とは

著者: 澤村成史1

所属機関: 1帝京大学医学部麻酔科学講座

ページ範囲:P.1004 - P.1008

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Point

●麻酔科医は,手術前に診察所見と臨床検査データから患者状態を把握し,手術に伴うリスクを評価する.そのうえで手術の可否を判断し,適切な麻酔計画を立案する.また,手術合併症予防のために必要な術前処置を行う.

●手術中に麻酔科医は,各種モニターと臨床検査を駆使して,安全で質の高い患者管理に努める一方,万一突発的な事態が発生すれば,適切な診断と治療によって危機的状況に対処する.

●手術後は,必要であれば集中治療室で患者の観察を行い,適切なモニターと臨床検査を用いて良好な術後経過を目指すとともに,合併症の予防と早期発見,治療に努める.

参考文献

1)日本麻酔科学会周術期管理チーム委員会(編):周術期管理チームテキスト 第3版,日本麻酔科学会,2016
2)Hugh-Jones P, Lambert AV:A simple standard exercise test and its use for measuring exertion dyspnoea. Br Med J 1:65-71,1952
3)Dolgin M:Nomenclature and Criteria for Diagnosis of Diseases of the Heart and Great Vessels, 9th ed, Little Brown, Boston,pp253-256,1994.
4)ASA physical status classification system, 2014 (http://www.asahq.org/~/media/Sites/ASAHQ/Files/Public/Resources/standards-guidelines/asa-physical-status-classification-system.pdf)(最終アクセス:2017年7月19日)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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