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文献詳細

雑誌文献

臨床検査61巻9号

2017年09月発行

文献概要

今月の特集1 知っておこう!周術期管理

麻酔の実際

著者: 三好寛二1

所属機関: 1広島大学病院麻酔科

ページ範囲:P.1010 - P.1013

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Point

●麻酔は,大きく全身麻酔と局所麻酔に分類される.両者は手術の部位や方法,患者の状態などによって使い分けられ,しばしば併用して用いられる.

●全身麻酔は鎮静,鎮痛,筋弛緩および有害反射の抑制を目標として行われ,それぞれ鎮静薬,鎮痛薬,筋弛緩薬をバランスよく用いることで達成される.

●全身麻酔によって呼吸抑制や血圧の低下などが生じるので,気管挿管などによる気道確保や循環動態のコントロールが必要となる.

●術前検査は,合併疾患の定量化による重症度の評価,全身状態のスクリーニングおよび術後検査との比較のためのコントロールを目的として行われる.

参考文献

1)讃岐美智義:麻酔科研修チェックノート 改訂第5版 書き込み式で研修到達目標が確実に身につく!,羊土社,2015
2)新井達潤:麻酔・蘇生学講義,克誠堂出版,2001
3)入田和男,川島康男,森田潔,他:本邦の麻酔指導病院手術室において発生している危機的冠虚血の実態 「麻酔関連偶発症例調査1999-2001」より (社)日本麻酔科学会安全委員会手術室安全対策専門部会報告.麻酔 52:304-319,2003
4)入田和男,津崎晃一,讃岐美智義,他:危機的偶発症発生率に低下傾向 危機的偶発症に関する麻酔関連偶発症例調査2005の速報と最近5年間の推移 (社)日本麻酔科学会安全委員会偶発症例調査ワーキンググループ報告.麻酔 56:1433-1446,2007
5)江木盛時:糖尿病.麻酔 64:928-933,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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