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今月の特集2 臨床検査技師のためのワクチン講座
麻疹・風疹・水痘・おたふくかぜとワクチンによる予防
著者: 多屋馨子1
所属機関: 1国立感染症研究所 感染症疫学センター
ページ範囲:P.1054 - P.1059
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●麻疹・風疹・水痘は小児の定期予防接種対象疾患である.
●ワクチン効果によって麻疹,風疹,水痘の小児患者数は減少し,成人発症が目立つ.
●おたふくかぜは定期予防接種対象疾患に含まれていないため,数年ごとに大規模な全国流行を繰り返している.
●医療関係者は,1歳以上で2回の予防接種の記録を個人および医療機関で保管することが大切である.
●麻疹・風疹・水痘は小児の定期予防接種対象疾患である.
●ワクチン効果によって麻疹,風疹,水痘の小児患者数は減少し,成人発症が目立つ.
●おたふくかぜは定期予防接種対象疾患に含まれていないため,数年ごとに大規模な全国流行を繰り返している.
●医療関係者は,1歳以上で2回の予防接種の記録を個人および医療機関で保管することが大切である.
参考文献
1)国立感染症研究所感染症疫学センター:予防接種スケジュール,2016(https://www.niid.go.jp/niid/ja/vaccine-j/2525-v-schedule.html)(最終アクセス:2017年7月19日)
2)国立感染症研究所,厚生労働省健康局結核感染症課:麻疹 2016年.IASR 38:45-47,2017(https://www.niid.go.jp/niid/ja/id/657-disease-based/ma/measles/idsc/iasr-topic/7130-445t.html)(最終アクセス:2017年7月19日)
3)国立感染症研究所感染症疫学センター:麻疹 3.発生動向 速報グラフ(PDF) 2017年第16週(‘17/04/26現在)(https://www.niid.go.jp/niid/ja/hassei/575-03.html)(最終アクセス:2017年7月19日)
4)国立感染症研究所,厚生労働省健康局結核感染症課:風疹・先天性風疹症候群 2015年6月現在.IASR 36:117-119,2015(https://www.niid.go.jp/niid/ja/rubella-m-111/rubella-top/702-idsc/iasr-topic/5803-tpc425-j.html)(最終アクセス:2017年7月19日)
5)国立感染症研究所感染症疫学センター:感染症発生動向調査 週報(IDWR) 過去10年間との比較グラフ(週報グラフ)2017年第15週(https://www.niid.go.jp/niid/ja/10/2096-weeklygraph/1648-05varicella.html)(最終アクセス:2017年7月19日)
6)厚生労働省健康局結核感染症課,国立感染症研究所感染症疫学センター:感染症発生動向調査事業年報,感染症発生動向調査週報
7)日本環境感染学会ワクチンに関するガイドライン改訂委員会(編):医療関係者のためのワクチンガイドライン 第2版,日本環境感染学会,2014(http://www.kankyokansen.org/modules/news/index.php?content_id=106)(最終アクセス:2017年6月5日)
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