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今月の特集1 知っておきたい感染症関連診療ガイドラインのエッセンス
扉
著者: 岩田敏1
所属機関: 1国立がん研究センター中央病院感染症部・慶應義塾大学医学部
ページ範囲:P.5 - P.5
文献購入ページに移動 日常診療の場において標準的な診断・治療を行っていくために,診療ガイドラインが果たす意味は大きく,ガイドラインに従って診断・治療を進めていけば,専門家でなくても一定のレベル以上の診療の質が担保されることになります.感染症診療においてもさまざまなガイドラインが国内外で発出されており,実際にベッドサイドで使用されています.ガイドラインに沿って診療を行う中心となるのは医師ということになりますが,感染制御チーム(ICT)の一員として毎日の業務を行っていくためには,臨床検査技師もガイドラインの内容を理解しておく必要があります.本特集では,最近作成あるいは改訂された,感染症診療を行ううえで重要ないくつかのガイドラインを取り上げ,検査診断と治療の部分に焦点を当てるかたちで,実際にガイドライン作成・改訂に携わった専門家の先生方にまとめていただきました.それぞれのガイドラインのエッセンスがわかりやすく書かれていますので,臨床検査技師にとって必要な知識の整理にぜひ役立てていただきたいと思います.
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