文献詳細
文献概要
今月の特集1 知っておきたい感染症関連診療ガイドラインのエッセンス
成人肺炎診療ガイドライン2017
著者: 三木誠1
所属機関: 1仙台赤十字病院呼吸器内科
ページ範囲:P.6 - P.15
文献購入ページに移動Point
●肺炎は罹患場所によって,市中肺炎,院内肺炎,医療・介護関連肺炎の3つの肺炎群に分類される.
●市中肺炎に比べ,医療・介護関連肺炎や院内肺炎では耐性菌〔メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA),基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ(ESBLs)産生菌,多剤耐性緑膿菌(MDRP)など〕が原因である可能性が高い.
●初診時迅速検査で病原微生物が判明した場合には標的治療を行い,同定できない場合にはエンピリック治療を行う.
●市中肺炎では,敗血症の有無と重症度から治療の場と治療薬を決定し,院内肺炎と医療・介護関連肺炎では,誤嚥のリスク,敗血症の有無,重症度,耐性菌のリスクから治療方針を決定する.
●肺炎は罹患場所によって,市中肺炎,院内肺炎,医療・介護関連肺炎の3つの肺炎群に分類される.
●市中肺炎に比べ,医療・介護関連肺炎や院内肺炎では耐性菌〔メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA),基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ(ESBLs)産生菌,多剤耐性緑膿菌(MDRP)など〕が原因である可能性が高い.
●初診時迅速検査で病原微生物が判明した場合には標的治療を行い,同定できない場合にはエンピリック治療を行う.
●市中肺炎では,敗血症の有無と重症度から治療の場と治療薬を決定し,院内肺炎と医療・介護関連肺炎では,誤嚥のリスク,敗血症の有無,重症度,耐性菌のリスクから治療方針を決定する.
参考文献
1)日本呼吸器学会成人肺炎診療ガイドライン2017作成委員会:成人肺炎診療ガイドライン2017,日本呼吸器学会,2017
掲載誌情報