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文献詳細

雑誌文献

臨床検査62巻1号

2018年01月発行

文献概要

今月の特集1 知っておきたい感染症関連診療ガイドラインのエッセンス

小児急性中耳炎診療ガイドライン

著者: 工藤典代1

所属機関: 1恵翔会アリス耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.22 - P.26

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Point

●小児急性中耳炎の初診時に,鼓膜所見,臨床症状,年齢条件から軽症・中等症・重症の3段階に分類する.

●軽症には抗菌薬を投与せず3日間経過観察をするが,中等症,重症ではアモキシシリン(AMPC)高用量投与が第一選択となっている.

●細菌検査は極めて重要であり,起炎菌の耐性化を防ぐためにも感受性検査結果に沿った抗菌薬治療が求められている.

参考文献

1)宇野芳史:小児急性中耳炎に対する鼓膜切開術の現況とその有効性について.小児耳鼻 29:226-235,2008
2)日本耳科学会,日本小児耳鼻咽喉科学会,日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会(編):小児急性中耳炎診療ガイドライン 2013年版,金原出版,2013
3)山中昇:肺炎球菌ワクチンと新規抗菌薬は小児急性中耳炎にどのような影響を与えているか.耳鼻臨床 108:177-186,2015
4)宇野芳史,工藤典代:小児急性中耳炎に対するトスフロキサシン細粒小児用15%の有効性についての検討 TFLXは小児急性中耳炎中等症例の鼓膜切開術を回避できるか.日耳鼻感染症エアロゾル会誌 5:69-75,2017
5)宇野芳史,工藤典代:小児急性中耳炎診療ガイドライン2013版に基づいた中耳炎診療 改善・治療の判定の検討と診療ガイドラインの検証.Otol Jpn 26:64-70,2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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