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今月の特集1 循環癌細胞(CTC)とリキッドバイオプシー
扉
著者: 佐藤尚武1
所属機関: 1順天堂東京江東高齢者医療センター臨床検査科
ページ範囲:P.1419 - P.1419
文献購入ページに移動 血行性転移を起こす癌では,血管内を循環している癌細胞が存在するはずであり,これを循環癌細胞(circulating tumor cell:CTC)と呼びます.CTCを検査することができれば,癌の診断や治療,予後予測等に有用な情報が得られると予想されます.このCTCを補足して検査する代表的な手法がリキッドバイオプシーです.
特定の抗腫瘍剤に感受性が高い腫瘍を検出し,有効性の高い治療を行うのがプレシジョンメディシンです.リキッドバイオプシーによるCTCの検査は,このプレシジョンメディシンを推進するうえで有用な技法として期待されています.リキッドバイオプシーによるCTCの検査は,読者にとってあまりなじみがないかもしれません.しかし近い将来,臨床検査の1つとして実施されることが予想される検査でもあります.本特集を通じて,この近未来の検査に対する理解を深めていただきたいと願うものです.
特定の抗腫瘍剤に感受性が高い腫瘍を検出し,有効性の高い治療を行うのがプレシジョンメディシンです.リキッドバイオプシーによるCTCの検査は,このプレシジョンメディシンを推進するうえで有用な技法として期待されています.リキッドバイオプシーによるCTCの検査は,読者にとってあまりなじみがないかもしれません.しかし近い将来,臨床検査の1つとして実施されることが予想される検査でもあります.本特集を通じて,この近未来の検査に対する理解を深めていただきたいと願うものです.
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