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今月の特集2 最近の輸血・細胞移植をめぐって
最近の血液センターの取り組み
著者: 紀野修一1
所属機関: 1日本赤十字社北海道ブロック血液センター
ページ範囲:P.1613 - P.1619
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●日本赤十字社では安全な血液製剤を安定的に供給するために,2012年より広域事業運営体制に移行した.
●輸血用血液製剤の安全性向上のための最近の取り組みとして,非溶血性輸血副作用に対する検査システムの変更,洗浄血小板の製造・供給などが挙げられる.
●血液製剤の有効利用を図るための最近の取り組みとして,抗原陰性血検索システムの導入,新鮮凍結血漿(FFP)の融解後使用期限の延長などが挙げられる.
●日本赤十字社では安全な血液製剤を安定的に供給するために,2012年より広域事業運営体制に移行した.
●輸血用血液製剤の安全性向上のための最近の取り組みとして,非溶血性輸血副作用に対する検査システムの変更,洗浄血小板の製造・供給などが挙げられる.
●血液製剤の有効利用を図るための最近の取り組みとして,抗原陰性血検索システムの導入,新鮮凍結血漿(FFP)の融解後使用期限の延長などが挙げられる.
参考文献
1)日本赤十字社:数値で見る血液事業(http://www.jrc.or.jp/activity/blood/data/)(最終アクセス:2018年8月22日)
2)厚生労働省医薬・生活衛生局:血液製剤の使用指針(平成29年3月)(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/0000161115.pdf)(最終アクセス:2018年8月22日)
3)日本赤十字社:輸血用血液製剤の需要推計結果について(https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000109382_2.pdf)(最終アクセス:2018年9月18日)
4)日本赤十字社:不規則抗体の臨床的意義と抗原陰性血の選択について.輸血情報1511-145,2015
5)日本輸血・細胞治療学会:赤血球型検査(赤血球系検査)ガイドライン(改訂1版).日輸血細胞治療会誌 60:巻末13,2014
6)平力造,三輪泉,後藤直子,他:日本赤十字社における非溶血性副作用報告の患者検体調査結果のまとめ.日輸血細胞治療会誌 63:708-715,2017
7)日本赤十字社:輸血副作用・感染症における調査方法の変更のお知らせ(http://www.jrc.or.jp/mr/product/information/pdf/info_H2911.pdf)(最終アクセス:2018年8月22日)
8)内藤祐,林宜亨,秋野光明,他:新鮮凍結血漿の融解後の使用期限.日輸血細胞治療会誌 60:577-584,2014
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