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文献概要
今月の特集1 Stroke—脳卒中を診る
くも膜下出血の診断に必要な検査と治療
著者: 細田弘吉1
所属機関: 1神戸市立西神戸医療センター脳神経外科
ページ範囲:P.138 - P.143
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●くも膜下出血の診断で最も有用かつ重要な検査はCTである.脳動脈瘤の部位決定や手術計画の検討には,CT angiographyが極めて有用である.
●CTで診断がつかないときは,MRIや腰椎穿刺が有用なこともある.
●脳動脈瘤の部位診断や手術計画の検討には,侵襲的ではあるが,経動脈カテーテル法による脳血管撮影が最も有用である.
●治療法には,開頭によるクリッピング術と血管内治療であるコイル塞栓術がある.それぞれの長所・短所を考慮して個々の患者に最適の治療法を選択する.
●くも膜下出血の診断で最も有用かつ重要な検査はCTである.脳動脈瘤の部位決定や手術計画の検討には,CT angiographyが極めて有用である.
●CTで診断がつかないときは,MRIや腰椎穿刺が有用なこともある.
●脳動脈瘤の部位診断や手術計画の検討には,侵襲的ではあるが,経動脈カテーテル法による脳血管撮影が最も有用である.
●治療法には,開頭によるクリッピング術と血管内治療であるコイル塞栓術がある.それぞれの長所・短所を考慮して個々の患者に最適の治療法を選択する.
参考文献
1)太田富雄:脳動脈瘤.脳神経外科学 改訂12版(太田富雄,川原信隆,野崎和彦,他編),金芳堂,pp817-993,2016
2)井上悟志,細田弘吉,藤田敦史,他:MDCTによる脳血管障害の診断.Brain Nerve 63:923-932,2011
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