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文献詳細

雑誌文献

臨床検査62巻2号

2018年02月発行

文献概要

今月の特集1 Stroke—脳卒中を診る

院内発症脳卒中に対する病院の対応—東京慈恵会医科大学附属病院における緊急時対応

著者: 河合昭人1 北條文美2

所属機関: 1東京慈恵会医科大学附属病院中央検査部 2東京慈恵会医科大学附属病院医療安全推進室

ページ範囲:P.155 - P.160

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Point

●院内発症脳卒中は迅速な対応で予後の改善が期待できる.

●スタットコールは,緊急蘇生処置の必要な患者が発生し,他の医療スタッフなどの応援を必要とする場合に,緊急招集の呼び出しコールとして運用している.

●院内迅速対応システム(RRS)対応は,患者の状態が不安定になり迅速な対応が必要と判断された場合に,第三者の意見を仰ぐために誰でも発令することができるシステムである.

●院内発症脳卒中対応とは,院内で脳卒中を疑うような所見を認めた場合,少しでも早く治療が開始できるよう発令するシステムである.

参考文献

1)Lee A, Bishop G, Hillman KM, et al:The Medical Emergency Team. Anaesth Intensive Care 23:183-186,1995
2)児玉貴光,藤谷茂樹:chapter1 RRSとは何か? RRS院内救急対応システム,メディカル・サイエンス・インターナショナル,pp5-14,2012
3)小池朋孝:Rapid Response System導入の実際.ICUとCCU 40:271-277,2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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