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今月の特集2 実は増えている“梅毒”
扉
著者: 山田俊幸1
所属機関: 1自治医科大学臨床検査医学
ページ範囲:P.161 - P.161
文献購入ページに移動 梅毒の検査は感染症スクリーニングとしてかなり一般的に行われてきた検査です.疾患としての梅毒は,しばらくは患者数は少ない状態が続き,症例を経験する医師が限定されていると聞きます.検査する側も,検査の重要性にいくばくかの疑問をもちながらも,決め事だからと漫然と向かいあってきた印象があります.しかし最近,患者数は増加傾向にあります.2017年の感染者は5,000人を超え,これは44年ぶりとのことです.
本特集では,まず梅毒の歴史から学び直し,現在の臨床像,検査の現状と精度管理,検査が陽性となる病態,スクリーニング結果への対応など,知識をリフレッシュすることを意図して企画しました.この疾患を正しく理解して,梅毒検査の意義を再認識していただけたら幸いです.
本特集では,まず梅毒の歴史から学び直し,現在の臨床像,検査の現状と精度管理,検査が陽性となる病態,スクリーニング結果への対応など,知識をリフレッシュすることを意図して企画しました.この疾患を正しく理解して,梅毒検査の意義を再認識していただけたら幸いです.
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