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増刊号 疾患・病態を理解する—尿沈渣レファレンスブック Ⅱ 尿路の検査
X線
著者: 髙橋哲1
所属機関: 1高槻病院イメージングリサーチセンター
ページ範囲:P.367 - P.369
文献購入ページに移動検査の意義
X線検査は,泌尿器科領域も含め,日常診療においてルーチンで撮像されることが多い.広く普及している検査であり,感度や特異度を考えず習慣的に撮像されていることもあるが,X線検査のみで疾患を否定できることは少ない.泌尿器科領域で扱われるX線検査として,KUB(kidney, ureter and bladder)といわれる腹部単純X線写真のほか,X線透視検査もこの範疇として含まれる.それぞれの検査の特徴について述べる.
X線検査は,泌尿器科領域も含め,日常診療においてルーチンで撮像されることが多い.広く普及している検査であり,感度や特異度を考えず習慣的に撮像されていることもあるが,X線検査のみで疾患を否定できることは少ない.泌尿器科領域で扱われるX線検査として,KUB(kidney, ureter and bladder)といわれる腹部単純X線写真のほか,X線透視検査もこの範疇として含まれる.それぞれの検査の特徴について述べる.
参考文献
1)血尿診断ガイドライン編集委員会(編):血尿診断ガイドライン2013,ライフサイエンス出版,2013
2)東原英二,伊藤機一,小山哲夫,他:血尿診断ガイドライン.日本腎臓学会誌 48:1-34,2006
3)Jinzaki M, Matsumoto K, Kikuchi E, et al:Comparison of CT urography and excretory urography in the detection and localization of urothelial carcinoma of the upper urinary tract. AJR Am J Roentgenol 196:1102-1109,2011
4)日本医学放射線学会(編):画像診断ガイドライン 2016年版,金原出版,2016
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