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文献詳細

雑誌文献

臨床検査62巻4号

2018年04月発行

文献概要

増刊号 疾患・病態を理解する—尿沈渣レファレンスブック Ⅱ 尿路の検査

超音波

著者: 岩嶋義雄1 出村豊2

所属機関: 1国立循環器病研究センター高血圧・腎臓科 2国立循環器病研究センター臨床検査部

ページ範囲:P.374 - P.377

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検査の意義

 超音波検査は腎臓・尿路系の形態的評価が主な目的であり,腎生検では,エコーガイド下で行うために必須となる.カラードプラ・パルスドプラ法を併用することで,腎動脈・腎臓の血流評価も可能となる.非侵襲的かつ簡便に行えることから,泌尿器科系疾患の画像診断のなかでもスクリーニング検査として優れており,腎機能障害においてもよい適応となる.特に,囊胞性腎疾患,腎・尿管結石,腫瘍性疾患,腎動脈狭窄の診断での有用性は高い.

参考文献

1)廣岡芳樹,秋山隆弘,沖原宏治,他:腎細胞癌と他の腎腫瘤性病変の鑑別.超音波医 40:591-595,2013
2)廣岡芳樹,松尾汎,阿部倫明,他:超音波による腎動脈病変の標準的評価法.超音波医 42:185-200,2015
3)岩嶋義雄,久保田義則,河野雄平:内分泌画像検査・診断マニュアル(成瀬光栄,織内昇,平田結喜緒編),診断と治療社,pp193-196,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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