文献詳細
増刊号 疾患・病態を理解する—尿沈渣レファレンスブック
Ⅱ 尿路の検査
文献概要
検査の意義
コンピュータ断層画像(computed tomography:CT),磁気共鳴画像(magnetic resonance imaging:MRI)検査は,現在の画像診断の中心を占め,臨床に不可欠となっている.CTはX線を発生する管球と検出器が身体の周りを回転しながらデータを収集し,コンピュータ処理により断層像を得る.MRIは非常に強い磁石と電磁波を用いて体内の水素原子核の信号を捉え画像化する.CT,MRIは本邦で広く普及しており,人口当たりの機器数は先進国で最も多い.安価な検査料とも相まって,諸外国と比べ比較的容易に検査を受けることができる.
コンピュータ断層画像(computed tomography:CT),磁気共鳴画像(magnetic resonance imaging:MRI)検査は,現在の画像診断の中心を占め,臨床に不可欠となっている.CTはX線を発生する管球と検出器が身体の周りを回転しながらデータを収集し,コンピュータ処理により断層像を得る.MRIは非常に強い磁石と電磁波を用いて体内の水素原子核の信号を捉え画像化する.CT,MRIは本邦で広く普及しており,人口当たりの機器数は先進国で最も多い.安価な検査料とも相まって,諸外国と比べ比較的容易に検査を受けることができる.
参考文献
1)日本医学放射線学会(編):画像診断ガイドライン 2016年版,金原出版,2016
2)血尿診断ガイドライン編集委員会(編):血尿診断ガイドライン2013,ライフサイエンス出版,2013
3)Jinzaki M, Matsumoto K, Kikuchi E, et al:Comparison of CT urography and excretory urography in the detection and localization of urothelial carcinoma of the upper urinary tract. AJR Am J Roentgenol 196:1102-1109,2011
掲載誌情報