文献詳細
増刊号 疾患・病態を理解する—尿沈渣レファレンスブック
Ⅴ 腎疾患 症候群と尿沈渣成分
文献概要
代表的な疾患・病態
扁桃炎・上気道炎などの先行感染後7〜14日の潜伏期の後,血尿,浮腫,高血圧の3症状が急激な経過(日単位)で出現し,一過性の腎機能障害を伴う糸球体腎炎である.
A群β溶血性連鎖球菌によるものが最も多いが,ほかにブドウ球菌,肺炎球菌や耳下腺炎ウイルス,伝染性単核球症ウイルス,パルボウイルス,コクサッキーなどのウイルス感染でも見られる.IgA(immunoglobulin A)腎症やループス腎炎の一部に急性腎炎症候群様に発症するものがある.
扁桃炎・上気道炎などの先行感染後7〜14日の潜伏期の後,血尿,浮腫,高血圧の3症状が急激な経過(日単位)で出現し,一過性の腎機能障害を伴う糸球体腎炎である.
A群β溶血性連鎖球菌によるものが最も多いが,ほかにブドウ球菌,肺炎球菌や耳下腺炎ウイルス,伝染性単核球症ウイルス,パルボウイルス,コクサッキーなどのウイルス感染でも見られる.IgA(immunoglobulin A)腎症やループス腎炎の一部に急性腎炎症候群様に発症するものがある.
参考文献
●宿谷賢一,藤乗嗣泰,福田覚:尿沈渣の形態学による腎炎の鑑別診断:risk-free renal biopsy.病気の分子形態学(日本臨床分子形態学会編),学際企画,pp205-208,2011
掲載誌情報