文献詳細
検査説明Q&A・38
ウエスタンブロット法によるHIV抗体検査の感度を,検査として,また臨床的にもどう考えればいいですか?
著者: 外島正樹1
所属機関: 1自治医科大学臨床感染症センター感染症科
ページ範囲:P.980 - P.983
文献概要
ウエスタンブロット(Western blotting:WB)法は,電気泳動の優れた分離能と抗原抗体反応の高い特異性を組み合わせて,蛋白質混合物から特定の蛋白質を検出する手法です.WB法の手法が発表されたのが,スイスにあるフリードリヒ・ミーシェル研究所のハリー・トービン1)により1979年のことでした.その後,米国・シアトルのフレッド・ハッチンソンがん研究センターのニール・バーネット2)により,DNAをブロッティングするのがサザン(Southern)だからと,蛋白質は“ウエスタン(Western)”と命名されました.シアトルが米国の西だったことから,そう名付けたそうです.
参考文献
掲載誌情報