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増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック Part.3 5章 技術的要求事項 5.1 要員
検体検査からみた「5.1 要員」
著者: 永井正樹1
所属機関: 1国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院中央検査部門
ページ範囲:P.1106 - P.1110
文献購入ページに移動 近年,検体検査業務の大部分が機械化及びシステム化されているが,それを適正に管理するのはあくまでも“人”である.したがって,品質の高いデータを提供するには,“人”を適切に確保し,確保した要員を一人前に成長させ,それを維持管理する仕組みが不可欠である.
本稿では,その“人”である要員に関する要求事項について解説する.要員が一人前になるためには,採用時などのオリエンテーションをはじめ,徹底した教育・訓練が不可欠である.又,教育・訓練も実施して終わりではなく,適正に力量を評価し,備わった力量に見合った責務を与えるべきである.そして,各要員に関するさまざまな記録を適正に維持管理することが重要となる.
本稿では,その“人”である要員に関する要求事項について解説する.要員が一人前になるためには,採用時などのオリエンテーションをはじめ,徹底した教育・訓練が不可欠である.又,教育・訓練も実施して終わりではなく,適正に力量を評価し,備わった力量に見合った責務を与えるべきである.そして,各要員に関するさまざまな記録を適正に維持管理することが重要となる.
参考文献
1)ISO15189:2012:臨床検査室—品質と能力に関する要求事項 第3版(英和対訳版),日本規格協会,2012
●大久保滋夫,久末直子:ISO15189:2012が臨床検査室を変える(第3版),RMA,pp43-46,2017
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