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文献詳細

雑誌文献

臨床検査63巻10号

2019年10月発行

文献概要

増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック Part.3 5章 技術的要求事項 5.1 要員

生理検査からみた「5.1 要員」

著者: 筑地日出文1 藤井寛之1 中川尚久1

所属機関: 1公益財団法人大原記念倉敷中央医療機構倉敷中央病院臨床検査技術部

ページ範囲:P.1117 - P.1122

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 生理検査においては,まずISO(国際標準化機構) 15189国際規格1)における“患者サンプル(試料)”という表現及び内容を“患者(測定部位)”を対象とした考え方に切り替えて対応することが重要である.又,要求事項遵守のためには臨床検査技術部の強い組織作りが求められることから,要員に対する教育が必要であり,共通の目標に向かって,各要員の考え方が同一になることが大事である.それを導くのが品質マネジメントシステム(quality management system:QMS)であり,品質マニュアルと教育研修・力量評価手順書は特に大きなウエイトを占める.又,生理検査では特に急変時対応,転倒転落対応などのシミュレーションを含む訓練は要員の教育に欠かせないツールである.

参考文献

1)ISO15189:2012:臨床検査室—品質と能力に関する要求事項 第3版(英和対訳版),日本規格協会,pp18-20,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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