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文献詳細

雑誌文献

臨床検査63巻10号

2019年10月発行

文献概要

増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック Part.3 5章 技術的要求事項 5.4 検査前プロセス

病理検査からみた「5.4 検査前プロセス」

著者: 柳井広之1

所属機関: 1岡山大学病院病理診断科/病理部

ページ範囲:P.1199 - P.1201

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 病理検査ではほとんどの場合検体の採取が検査室外のスタッフにより行われ,検体の種類や形状が多岐にわたるため,検体のトレーサビリティを担保できるように検査依頼,搬送,受付の方法を定めなければならない.又,良好な標本作製だけでなく,遺伝子検査など他の検査への利用も意識して検体の取扱いや保管の方法を定める必要がある.本稿では,ISO15189で要求されている「5.4 検査前プロセス」のうち,病理検査に特有なことを中心に,岡山大学病院(以下,当院)の取組みをまじえて解説する.

参考文献

1)ISO15189:2012:臨床検査室—品質と能力に関する要求事項 第3版(英和対訳版),日本規格協会,2012
2)日本病理学会ゲノム診療用病理組織検体取扱い規程策定ワーキンググループ:ゲノム診療用病理組織検体取扱い規程,日本病理学会,2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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