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文献詳細

雑誌文献

臨床検査63巻10号

2019年10月発行

文献概要

増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック Part.3 5章 技術的要求事項 5.8&5.9 結果の報告

病理検査からみた「5.8&5.9 結果の報告」

著者: 小松京子1

所属機関: 1がん研有明病院臨床病理センター

ページ範囲:P.1264 - P.1269

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 「5.8」と「5.9」は,結果の報告に関する事項である.手順は明確になっていなければならず,基本的なリスク管理,すなわち患者の取り違え防止は,報告時だけではない.すべての行程管理が正確になされていることが基本である.受付時の検体の状態の報告・結果報告時間(turn around time:TAT)の管理は,検体受取から報告書作成時までだけでなく,各プロセスに必要となる.さらには追加報告や訂正診断,緊急性のある報告などにおいても確実な手順を有し,臨床医への伝達が確実に行われていることを管理するシステムも必要である.

参考文献

●ISO15189:2012:臨床検査室—品質と能力に関する要求事項 第3版(英和対訳版),日本規格協会,2012
●小松京子:New technology 免疫染色・コンパニオン診断・病理検体を利用した遺伝子解析・精度管理など.日臨検同学院通信 43:252-257,2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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