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増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック Part.3 5章 技術的要求事項 5.10 検査室情報マネジメント
微生物検査からみた「5.10 検査室情報マネジメント」
著者: 木村圭吾1
所属機関: 1大阪大学医学部附属病院臨床検査部感染微生物検査室
ページ範囲:P.1273 - P.1276
文献購入ページに移動 「5.10 検査室情報マネジメント」の各要求事項に対して,要員は特定業務者リストにある“微生物検査システムの操作”の項目に追加されることでその権限が付与される.又,システムには操作以外に“管理”の項目もあり,要員を限定してその権限と責務を定義している.情報システムの変更に関してはルーチンとしての開始前の検証が非常に重要であり,報告し得るすべてのパターンについて正確に報告されることを確認すべきと考える.ログインIDとパスワード管理も重要であり,定期的にパスワード変更することで,無許可アクセスの防止を図る.何らかの理由でシステムが故障した場合は,早急な復旧と可能な限り迅速にルーチン検査を再開できるような手順が必要となる.
参考文献
1)ISO15189:2012:臨床検査室—品質と能力に関する要求事項 第3版(英和対訳版),日本規格協会,2012
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