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増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック Part.3 5章 技術的要求事項 5.10 検査室情報マネジメント
病理検査からみた「5.10 検査室情報マネジメント」
著者: 古谷津純一1
所属機関: 1獨協医科大学埼玉医療センター病理診断科
ページ範囲:P.1282 - P.1283
文献購入ページに移動 「5.10 検査室情報マネジメント」では,検査結果を導くにあたり,必要な患者データや情報にアクセスできることが求められている.これらには患者の機密情報も含まれているため,これらを維持管理するための文書化された手順が必要である.特に病理検査室では,病理診断という患者の最終診断を取扱うため,その管理にはよりいっそうの留意が必要である.このため,患者データや情報へのアクセス,検査結果の入力,検査結果の変更,検査結果報告をする権限と責務について,すべての要員について定義して管理することが求められる.さらにシステムダウン時の対応方法につき,文書化された手順を有していなければならない.
参考文献
1)厚生労働省:医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第5版,2017(https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000166260.pdf)(最終アクセス:2019年7月11日)
2)経済産業省:医療情報を受託管理する情報処理事業者における安全管理ガイドライン,2012(https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/privacy/iryougl.pdf)(最終アクセス:2019年7月11日)
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