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今月の特集1 腎臓を測る
さまざまなGFR推算式とその特徴
著者: 堀尾勝1
所属機関: 1関西メディカル病院腎臓内科
ページ範囲:P.1297 - P.1301
文献購入ページに移動●糸球体濾過量(GFR)測定の標準法はイヌリンクリアランスである.しかしクリアランス検査は煩雑なため,一般臨床では推算GFR(eGFR)を用いる.
●血清クレアチニン(Cr)値によるGFR推算式を用いるが,血清シスタチンCが得られる場合はシスタチンCによる推算式の併用により正確度は向上する.
●CG(Cockcroft-Gault)式はCcr推算式であり,現在の酵素法Cr値を用いると低体重の高齢者を除きGFRより高く推算される.
●GFR推算式では体表面積補正GFR(mL/min/1.73m2)が得られる.腎排泄性薬剤投与時の腎機能評価は体表面積補正のないGFR(mL/min)に変換する.
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