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文献詳細

雑誌文献

臨床検査63巻2号

2019年02月発行

文献概要

今月の特集2 災害現場で活かす臨床検査—大規模災害時の経験から

東日本大震災と熊本地震からみえてくる災害による検体検査のニーズ

著者: 山田修1

所属機関: 1岡崎市民病院臨床検査室

ページ範囲:P.191 - P.196

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Point

●災害時におけるPOCT対応機器・試薬での支援は,被災者の健康維持と疾病予防の両面で有用であった.

●さまざまな要因や状況により,支援を必要とする物品は異なる.

●支援物資を提供するだけではなく,適切な使用方法を伝えるなど運用面でも支援することが重要である.

●技術進歩はPOCT対応機器・試薬にも及んでおり,感度,精度の向上だけでなく検査種も増えているため,支援での対応力も広がっている.

参考文献

1)〆谷直人,諏訪部章,長沢光章,他:東日本大震災における臨床検査支援活動 記録と提言,日本臨床検査医学会,2012(https://www.jslm.org/books/earthquake/index.html)(最終アクセス:2018年10月19日)
2)〆谷直人,松井啓隆,池田勝義,他:熊本地震における臨床検査支援活動,日本臨床検査医学会,2017(https://www.jslm.org/books/earthquake_kumamoto/index.html)(最終アクセス:2018年10月19日)
3)坂本秀生,後藤健治,長沢光章,他:東日本大震災対策委員会における活動報告.臨病理 59:1144-1153,2011
4)復興庁:全国の避難者の数〔平成30年10月30日〕(http://www.reconstruction.go.jp/)(最終アクセス:2018年11月28日)
5)山田修:大規模災害の際のPOCTを中心とした臨床検査支援.日臨検自動化会誌 43:165-170,2018
6)〆谷直人,山崎家春,後藤慎一,他:知っておきたい! 臨床検査機器の安全管理とトラブルシューティング.Med Technol 45(臨時増刊):1489-1524,2017
7)山田修:避難所での問題点と臨床検査.臨病理 65:285-290,2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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