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文献詳細

雑誌

臨床検査63巻4号

2019年04月発行

増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ

1章 全身疾患

代謝性アシドーシス

著者: 竹田 孔明1 谷澤 幸生1

所属機関: 1山口大学大学院医学系研究科病態制御内科学

ページ範囲:pp.368-369

文献概要

 動脈血ガス分析は,日常的に行われる検査であり,患者の代謝や呼吸の状態を理解するうえで重要である.水素イオン指数(pH),動脈血酸素分圧(PaO2),二酸化炭素分圧(PaCO2),重炭酸イオン(HCO3-)などを測定し,pHが7.35未満を示す病態をアシドーシスといい,HCO3-の低下により引き起こされる場合に代謝性アシドーシスと判断する.原因は,下痢などHCO3-の喪失によるものや,糖尿病性ケトアシドーシスなど不揮発性酸の蓄積によるものなどさまざまである.不揮発性酸の蓄積状況は,代表的な陽イオンと陰イオンの差〔アニオンギャップ(AG)〕を計算し,知ることができる.代謝性アシドーシスは,重篤な病態のサインであることが多く,早急な対策が必要となる.

参考文献

1)髙久史麿(監),黒川清,春日雅人,北村聖(編):臨床検査データブック2019-2020,医学書院,2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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