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増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ 4章 循環器疾患
急性大動脈解離
著者: 荻野均1
所属機関: 1東京医科大学心臓血管外科
ページ範囲:P.456 - P.457
文献購入ページに移動分類については,簡便かつ治療方針の決定に直接結び付くスタンフォード分類が汎用されており,それぞれ治療方針と適応が異なる(図1,表1).わが国のガイドラインにおいては,ULP(ulcer-like projection)型として,偽腔開存型や閉塞型とは別に扱う.
多くが突然の胸背部痛で発症し,A型では心タンポナーデや破裂によりショックに陥ることが多い.臓器灌流障害(malperfusion)を伴えば,心停止(冠動脈),意識障害(脳血管),腹痛(腹部分枝),下肢虚血(下肢動脈)などをみる.
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