増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ
6章 腎疾患
文献概要
尿路結石は結石の位置によって上部尿路結石(腎結石,尿管結石)と下部尿路結石(膀胱結石,尿道結石)に分類され,上部尿路結石は尿路結石の約96%を占める.上部尿路結石の約90%はカルシウム(Ca)含有結石であるが,女性の下部尿路結石では約50%が非Ca含有結石である.2005年に実施された日本尿路結石症学会全国疫学調査では,上部尿路結石の有病率を人口10万人対429人と報告している1).男女比は2.4:1で男性に多い疾患である.上部尿路結石の症状は急性発症する疼痛で,深夜から朝方に発症することが多く,救急外来でよく経験する急性腹症である.下部尿路結石の症状は膀胱刺激症状(尿意切迫感,頻尿,残尿感)や排尿困難などである.
参考文献
掲載誌情報