増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ
11章 感染性疾患・寄生動物疾患
文献概要
レジオネラ症のなかで重要なのはレジオネラ肺炎で,市中肺炎としても院内肺炎としても発症する.グラム陰性桿菌による細菌性肺炎である.マクロファージのなかで増殖するため,細胞移行性の悪いβ-ラクタム系抗菌薬は無効である.市中肺炎においては,入院した後に急速に陰影が悪化することがある.レジオネラ症のなかでもレジオネラ肺炎の診断に際しては,①嘔吐・下痢などの消化器症状,②低ナトリウム血症,③肝酵素の上昇,④C反応性蛋白質(CRP)値が10mg/dL以上,⑤β-ラクタム系抗菌薬が無効,などを参考にする.
参考文献
掲載誌情報