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今月の特集2 症例から学ぶフローサイトメトリー検査の読み方
急性骨髄性白血病(AML)—急性巨核芽球性白血病
著者: 常名政弘1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.652 - P.658
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●ミエロペルオキシダーゼ(MPO)陰性の急性白血病では,フローサイトメトリー(FCM)検査が診断に有用である.
●白血病の診断には的確な細胞化学染色の判別,FCM検査においては的確な抗体の選択が必要である.
●血小板増加症例で,巨核球系マーカー使用時の評価には注意が必要である.
●ミエロペルオキシダーゼ(MPO)陰性の急性白血病では,フローサイトメトリー(FCM)検査が診断に有用である.
●白血病の診断には的確な細胞化学染色の判別,FCM検査においては的確な抗体の選択が必要である.
●血小板増加症例で,巨核球系マーカー使用時の評価には注意が必要である.
参考文献
1)常名政弘:血液疾患(白血病)におけるフローサイトメトリー(FCM)の基本的な見方・考え方を教えてください.臨検 61:432-434,2017
2)常名政弘:急性巨核芽球性白血病.血液形態アトラス(矢冨裕,増田亜希子,常名政弘編),医学書院,pp78-79,2017
3)横山寿行:急性巨核芽球性白血病.WHO血液腫瘍分類 改訂版 WHO分類2017をうまく活用するために(直江知樹,小松則夫,宮﨑泰司編),医薬ジャーナル社,pp151-512,2018
4)Yatomi Y, Yoneyama A, Nakahara K:Usefulness of CD9 detection in the diagnosis of acute megakaryoblastic leukemia. Eur J Haematol 72:229-230,2004
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