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今月の特集1 免疫チェックポイント阻害薬—押さえるべき特徴と注意点
扉
著者: 関谷紀貴1
所属機関: 1がん・感染症センター都立駒込病院感染制御科・臨床検査科
ページ範囲:P.5 - P.5
文献購入ページに移動 がん治療は,従来の手術療法,放射線療法,薬物療法に加えて,第4の治療として定着したがん免疫療法の適応拡大が進んでいます.がん免疫療法の登場は予後改善に貢献しましたが,がん免疫療法の全体像,免疫チェックポイント阻害薬の特徴,時に重篤となる免疫関連有害事象(irAE)に対して,臨床検査技師を含む各職種の十分な理解が進んでいるとは言えません.
今回の特集は,免疫チェックポイント阻害薬に関する総論的事項を踏まえ,チーム医療の重要性や代表的なirAE,関連する臨床検査を理解し,患者対応の質向上につなげることを目的としています.
前半部分は,がん免疫療法の全体像,免疫チェックポイント阻害薬の機序・適応・バイオマーカーに関する知識をバランスよく整理できる内容です.後半部分は,多職種で取り組む必要があるirAE関連の対応として,チーム医療のポイント,irAEの全体像,irAEと感染症の鑑別と対応についてご解説いただいています.本特集が,免疫チェックポイント阻害薬使用患者を病院全体で支える体制作りの一助となるよう願っております.
今回の特集は,免疫チェックポイント阻害薬に関する総論的事項を踏まえ,チーム医療の重要性や代表的なirAE,関連する臨床検査を理解し,患者対応の質向上につなげることを目的としています.
前半部分は,がん免疫療法の全体像,免疫チェックポイント阻害薬の機序・適応・バイオマーカーに関する知識をバランスよく整理できる内容です.後半部分は,多職種で取り組む必要があるirAE関連の対応として,チーム医療のポイント,irAEの全体像,irAEと感染症の鑑別と対応についてご解説いただいています.本特集が,免疫チェックポイント阻害薬使用患者を病院全体で支える体制作りの一助となるよう願っております.
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