icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査64巻1号

2020年01月発行

文献概要

今月の特集2 生理検査—この所見を見逃すな!

腹部エコー

著者: 工藤岳秀1

所属機関: 1東邦大学医療センター大森病院臨床生理機能検査部

ページ範囲:P.64 - P.71

文献購入ページに移動
Point

●生理検査は,さまざまな患者と直接触れる検査である.そのなかで腹部超音波検査(US)でパニック値(像)を拾い上げることは臨床上非常に有用である.

●パニック値(像)はUS所見のみならず,視診・触診などの身体所見や問診あるいは臨床経過,さらに血液検査所見なども考慮して総合的に判断するものである.

●各疾患を理解し,無症候性で経過をたどる病態でもパニック値(像)として的確に指摘するスキルを養う.

参考文献

1)Lundberg GD:Panic values five years later. Lab Observer 9:27-34,1977
2)川端聡:腹部超音波検査におけるパニック像の取扱いについて.超音波検技 43:338-339,2018
3)日本外傷学会臓器損傷分類委員会:肝損傷分類2008(日本外傷学会).日外傷会誌 22:262,2008
1)急性腹症診療ガイドライン出版委員会(編):急性腹症診療ガイドライン2015,医学書院,2015
2)小宮山恭弘,脇英彦(監),生理検査パニック値(像)の運用指針ワーキンググループ(編):一発解決 パニック値(像)と遭遇したときの対処法,じほう,2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?