icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査64巻12号

2020年12月発行

文献概要

認定・資格取得でスキルを磨こう・5

認定臨床微生物検査技師と感染制御認定臨床微生物検査技師

著者: 荻原真二1

所属機関: 1山梨大学医学部附属病院検査部遺伝子検査室

ページ範囲:P.1438 - P.1441

文献購入ページに移動
はじめに

 本連載企画の執筆依頼をいただいたことは,認定資格が臨床検査技師人生において必要であるかについて深く考えるきっかけとなった.結論から述べると,やはり“必要”であった.一方で,臨床検査技師免許自体が国家資格のため,この資格で病院,検査センター,企業などに勤めることができ,認定資格があろうとなかろうとほとんどの業務は行うことができてしまう.

 筆者は2017年度に認定臨床微生物検査技師(certified medical technologist in clinical microbiology:CMTCM)と感染制御認定臨床微生物検査技師(infection control microbiological technologist:ICMT)を同時取得した.両資格を取得したところで特別できる業務はなく,資格手当も付かない(多くの施設でもそうではないだろうか).むしろ,受験費用や学会参加などで出ていく経費ばかりである.本稿では,認定資格が必要であるという答えに至った考えを交えながら,これから受験を控える皆さまにCMTCMとICMT資格についてお伝えする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?