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文献詳細

雑誌文献

臨床検査64巻6号

2020年06月発行

文献概要

今月の特集 超音波検査報告書の書き方—良い例,悪い例 Ⅰ.心臓超音波

僧帽弁逸脱による高度僧帽弁逆流

著者: 登尾薫1 川井順一1

所属機関: 1神戸市立西神戸医療センター臨床検査技術部

ページ範囲:P.636 - P.641

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本疾患の超音波検査の進め方

■基本手順

1.僧帽弁の弁葉の表記法に従い,表記する

 僧帽弁各部位の表記は,Carpentierら1)が提唱した僧帽弁の解剖学的名称が用いられる(図1)1).これは,内科医や外科医の相互理解が得られるように簡略化されたものである.

参考文献

1)Carpentier A, Adams DH, Filsoufi F:Carpentier's Reconstructive Valve Surgery—From Valve Analysis to Valve Reconstruction, Elsevier, Philadelphia, 2010
2)日本循環器学会,日本小児循環器学会,日本心エコー図学会,他:循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2009年度合同研究班報告) 循環器超音波検査の適応と判読ガイドライン(2010年改訂版),2010(http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2010yoshida.h.pdf)(最終アクセス:2020年2月6日)
3)Zoghbi WA, Adams D, Bonow RO, et al:Recommendations for Noninvasive Evaluation of Native Valvular Regurgitation: A Report from the American Society of Echocardiography Developed in Collaboration with the Society for Cardiovascular Magnetic Resonance. J Am Soc Echocardiogr 30:303-371,2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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