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文献詳細

雑誌文献

臨床検査64巻6号

2020年06月発行

文献概要

今月の特集 超音波検査報告書の書き方—良い例,悪い例 Ⅲ.血管超音波

末梢(下肢)動脈閉塞症

著者: 小谷敦志1

所属機関: 1近畿大学奈良病院臨床検査部

ページ範囲:P.696 - P.701

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本疾患の超音波検査の進め方

■基本手順

 下肢動脈エコー検査において,動脈硬化性病変の異常検出を目的とするスクリーニング検査では,腹部大動脈,総大腿動脈,膝窩動脈,後脛骨動脈,足背動脈の血流波形をパルスドプラ法で記録し,それぞれの最高血流速度(peak systolic velocity:PSV)および最高血流速度到達に要する時間である収縮期加速時間(acceleration time:AT)を計測する.

参考文献

1)小谷敦志:末梢動脈.血管診療技師(CVT)テキスト(血管診療技師認定機構編),南江堂,pp104-114,2019
2)平井都始子:超音波検査による骨盤 下肢閉塞性動脈硬化症の診断 特にPTA術前診断と効果判定.脈管学 33:27-32,1993
3)日本超音波医学会用語・診断基準委員会,大動脈・末梢動脈超音波診断ガイドライン小委員会:超音波による大動脈・末梢動脈病変の標準的評価法.超音波医学 41:405-414,2014(https://www.jsum.or.jp/committee/diagnostic/pdf/39-2_1.pdf)(最終アクセス:2020年3月24日)
4)Kawarada O, Yokoi Y, Honda Y, et al:Awareness of anatomical variations for infrapopliteral intervention. Catheter Cardiovasc Interv 76:888-894,2010
5)本多飛鳥,小谷敦志,朴澤耕治,他:重症下肢虚血における下腿動脈超音波検査による解剖学的亜型検出の有用性.超音波検技 44:201-212,2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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