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今月の特集1 骨髄不全症の病態と検査
扉
著者: 佐藤尚武1
所属機関: 1順天堂東京江東高齢者医療センター臨床検査科
ページ範囲:P.733 - P.733
文献購入ページに移動 骨髄不全症(bone marrow failure:BMF)とは,再生不良性貧血(aplastic anemia:AA)や発作性夜間血色素尿症(paroxysmal nocturnal hemoglobinuria:PNH),骨髄異形成症候群(myelodysplastic syndrome:MDS),先天性骨髄不全症などを含む疾患群です.MDSは臨床検査領域でも話題として取り上げられることが多いので,今回はMDSを除く後天性BMFに焦点を当てて特集を企画しました.
これらの疾患について理解を深めることは,MDS以外の後天性BMFのみならず,MDSの診断にも役立つと考えます.なぜなら,これらの疾患はMDSとの鑑別がしばしば問題となるためです.MDS以外のBMFに関してはまだ不明な点も多いのですが,近年,さまざまな新知見が明らかにされています.検査従事者がそれらについて知ることは,BMFのより正しい診断に貢献するものと信じています.
これらの疾患について理解を深めることは,MDS以外の後天性BMFのみならず,MDSの診断にも役立つと考えます.なぜなら,これらの疾患はMDSとの鑑別がしばしば問題となるためです.MDS以外のBMFに関してはまだ不明な点も多いのですが,近年,さまざまな新知見が明らかにされています.検査従事者がそれらについて知ることは,BMFのより正しい診断に貢献するものと信じています.
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