icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査64巻9号

2020年09月発行

文献概要

今月の特集1 やっぱり大事なCRP

膠原病におけるCRP

著者: 金子祐子1

所属機関: 1慶應義塾大学病院リウマチ・膠原病内科

ページ範囲:P.952 - P.957

文献購入ページに移動
Point

●C反応性蛋白質(CRP)は,自己免疫・炎症性疾患であるリウマチ・膠原病の診断・治療に有用な炎症マーカーである.

●リウマチ・膠原病のなかでも,疾患によってCRP上昇程度はさまざまである.

●CRP高値の際には,他の疾患バイオマーカーや身体所見を組み合わせて,疾患活動性か感染症かなどの総合的判断を行う.

●インターロイキン(IL)-6阻害薬使用時には,状態にかかわらずCRPはほぼゼロとなるため,留意が必要である.

参考文献

1)藤井隆夫:診断を的確に下すために 持続する炎症所見への対応.日内会誌 98:2440-2445,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?