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文献詳細

雑誌文献

臨床検査64巻9号

2020年09月発行

文献概要

認定・資格取得でスキルを磨こう・3

認定認知症領域検査技師

著者: 長野由香1

所属機関: 1済生会松山病院検査部

ページ範囲:P.1034 - P.1037

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資格の概要

 認知症とは,“一度発達した認知機能が後天的な障害によって持続的に低下し,日常生活に支障をきたすようになった状態”をいいます.厚生労働省は2019年に公表した「認知症施策推進大網」1)において,認知症の発症を遅らせる“予防”と,認知症になっても希望をもって暮らせる社会を目指す“共生”を基本とする考えを示しました.

 認定認知症領域検査技師の制度は2014年度に創設されました.臨床検査技師として専門的な知識を生かし,早期発見や診断のための検査はもちろん,治療の場面でも他の職種と協力しながら活躍することが期待されています.表12)に資格の概要をまとめました.

参考文献

1)厚生労働省:認知症施策推進大綱について(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000076236_00002.html)(最終アクセス:2020年6月1日)
2)日本臨床衛生検査技師会:日臨技認定センター資格情報 認定認知症領域検査技師(http://www.jamt.or.jp/studysession/center/system07/)(最終アクセス:2020年5月8日)
3)日本認知症予防学会(監),浦上克哉,川瀬康裕,西野憲史,他(編):認知症予防専門士テキストブック,メディア・ケアプラス,2013 2017年に改訂版が発行されている.
4)深澤恵治,狩野賢二,河月稔,他:認知症予防のための検査特集.医学検査 66(J-STAGE-2号):1-105,2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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