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文献詳細

雑誌文献

臨床検査65巻11号

2021年11月発行

文献概要

今月の特集2 インフルエンザを再考する

新型(パンデミック)インフルエンザ発生の歴史と疫学

著者: 岡部信彦1

所属機関: 1川崎市健康安全研究所

ページ範囲:P.1218 - P.1223

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Point

●スペインインフルエンザは罹患者数・死亡者数ともに史上最大のパンデミックインフルエンザであった.

●アジアインフルエンザは規模からはスペインインフルエンザを下回るが,社会的には大きな注目を浴びた.

●香港インフルエンザは,アジアインフルエンザの規模を下回るものであったが,今も季節性インフルエンザとして毎年流行し,半世紀にわたって毎年かなりのダメージを人類に与え続けている.

●パンデミック(H1N1)2009は,世界保健機関(WHO)が初めて国際的に重要な公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)であると宣言し,次いでパンデミック宣言をした.

参考文献

1)川名明彦:内閣官房 新型インフルエンザ等対策 過去のパンデミックレビュー スペインインフルエンザ(前・後)(https://www.cas.go.jp/jp/influenza/kako_01.html,https://www.cas.go.jp/jp/influenza/kako_02.html)(最終アクセス:2021年8月31日)
2)岡部信彦:内閣官房 新型インフルエンザ等対策 過去のパンデミックレビュー アジアかぜ(アジアインフルエンザ)・香港かぜ(香港インフルエンザ)(前半)(https://www.cas.go.jp/jp/influenza/kako_10.html)(最終アクセス:2021年8月31日)
3)岡部信彦:内閣官房 新型インフルエンザ等対策 過去のパンデミックレビュー アジアかぜ(アジアインフルエンザ)・香港かぜ(香港インフルエンザ)(後半)(https://www.cas.go.jp/jp/influenza/kako_13.html)(最終アクセス:2021年8月31日)
4)岡部信彦・パンデミックインフルエンザ対策チーム:パンデミック(H1N1)2009発生から1年を経て.IASR 31:250-251,2010
5)厚生労働省:新型インフルエンザ(A/H1N1)対策総括会議 報告書(委員長:金澤一郎),2010(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/dl/infu100610-00.pdf)(最終アクセス:2021年8月31日)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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