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文献詳細

雑誌文献

臨床検査65巻3号

2021年03月発行

文献概要

今月の特集 臨地実習生を迎えるための手引き

免疫血清学検査領域の臨地実習—獨協医科大学埼玉医療センターの場合

著者: 中島あつ子1 柴崎光衛2

所属機関: 1獨協医科大学埼玉医療センター臨床検査部 2元 獨協医科大学埼玉医療センター臨床検査部

ページ範囲:P.208 - P.214

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Point

●免疫血清学検査の基礎は,どのような環境下においても抗原抗体反応である.自動分析装置や用手法にどのように利用され,活用されているかを理解する.

●異好抗体や自己抗体など,反応系に干渉を及ぼすさまざまな要因が存在する.結果が正常か異常現象によるものかを理解し,対処法について学ぶ.また,感染症の結果について正しく理解する.

●自動化によって,迅速化と効率化が優先されるようになり,基礎を理解してもらう指導が難しくなった.実りある貴重な臨地実習のためには,指導者の教育を含めた,環境整備と学校との情報交換が必要である.

参考文献

1)〆谷直人,柴崎光衛,堀井隆,他:免疫血清学,日本臨床検査同学院,pp1-33,2019
2)阿部正樹:免疫反応の異常事例の発見とその解析方法.日臨検自動化会誌 40(Suppl.1):8-36,2015
3)日本臨床検査自動化学会(編):POCTガイドライン 第4版.日臨検自動化会誌 43(Suppl.1):1-145,2018
4)萩原三千男:学生教育を行うための臨床検査技師への教育.臨検 59:918-923,2015
5)三村邦裕:臨地実習の今—臨床検査技師教育における臨地実習の役割.Med Technol 46:76-79,2018
6)三村邦裕:臨床検査技師教育における臨地実習.臨検 59:888-893,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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